CO2がもたらす人体への影響とは
地震との懸念が疑われる中、粛々と苫小牧CCSへの圧入が進んでいますね。
まぁ個人的には実用化して欲しくない国策のひとつなのですが
CO2削減の切り札とも言われているので事態を見守るしかできない一国民。
ですが一番の懸念であるCO2漏れでも起こしたら人の体にどんな影響が出てくるかはあまり知らされていないようです。
室内でCO2漏れの原因というとキッチンのガスコンロ、ファンヒーターストーブなどがあります
CO2濃度が上昇すると倦怠感や眠気、湿気、IAQの問題が発生します
またCO2濃度は測定計以外では検知できません。
空気中のCO2濃度の比較
250-350ppm 大気中の通常濃度
250-1000ppm 換気が十分なされている屋内の通常数値です
2000-5000ppm 換気の悪い部屋
頭痛、眠気、倦怠感、注意力散漫、心拍数増加、吐き気
5000ppm以上 作業場所としての限界値
>40000ppm以上 酸素障害の誘発、脳へのダメージによる昏睡、最悪死に至る。
以上のような結果がCO2漏れによる人体への影響です。
日本CCSによるCO2圧入実験の実用化は2030年と言われていますが苫小牧CCSで30-40万トンの圧入量
広島県や福岡県の発電所では2020年度までに運転を開始する予定になっています。
地中に帯水層と呼ばれる地層を持つ構造がCO2の貯留に適していると言われており日本では苫小牧の他に東京湾、伊勢湾、大阪湾、九州北部にも帯水層が分布されており、大量のCO2を貯留できる可能性が高い
苫小牧ではご存知のように地震が発生したため是非とも中止していただきたいのですが、因果関係を調べることもなく粛々と圧入は続いています。